土壌医検定試験を受けて感じたこと |
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広島県立庄原実業高等学校 |
1.私の将来の夢と土壌医検定
私が初めて土壌医検定試験を受験したのは,高校1年生の時です。土壌医検定試験は,大人でも合格するのが難しいと先生から伺っていましたが,私の通う庄原実業高校環境工学科環境保全類型では,全員取得を目指して1年生の時から全員がこの土壌医検定試験を受けるのです。この時の私は検定が間近に迫っていても,検定の勉強よりも部活に熱中していました。自分では勉強に取り組んでいたつもりで当日を迎えましたが,結果は不合格でした。やっているつもりだけでは合格は勝ち取れないと実感しました。
1年後,また合格に向けて頑張れるチャンスがやってきました。私は,去年よりもさらに勉強に取り組んでいました。しかし,友達に問題を出されてもなかなか答えることができず,ショックを受けることもありました。試験本番でそのような思いをしないために,放課後の補修は勿論,休日も朝から土壌医検定試験についてひたすら勉強を行ってきました。そして迎えた試験当日,問題を見ていると,勉強したところが出てスムーズに取り組めた所が多くありました。しかし,悩んだ所もあり,試験が終わった直後はどちらかというと不安でした。
合格発表の日,土壌協会のサイトを開き,ドキドキしながら合格者の受験番号を見ました。無事合格しており,達成感で一杯になりました。友達と勉強をするなかで友達が,自分の勉強不足を自覚させてくれていなければ,合格していなかったかもしれません。そう思うと友達に感謝してもし切れません。
2.学校に関して
私が通っている庄原実業高校の環境工学科は2年生から土木,測量について学ぶ環境開発類型と,水や土壌,森林などについて学ぶ環境保全類型に分かれます。私は環境保全類型を専攻しています。環境保全類型では,土壌分析をすることもあります。土壌分析についての結果を説明する際に,土壌医検定試験で学ぶ内容は必ず必要になる知識です。
3.土壌医検定を終えて
私がこの2年間で感じたことは,諦めなければ諦めなかった分だけの成果が返ってくるということです。私の好きな言葉に「諦めないその心こそ最大の武器になる」というものがあります。今回,土壌医検定試験を受けて,この言葉を今まで以上に身にしみて実感しました。私は,わからないところはテキストで調べる,ひととおり問題に取り組み,質問があれば先生に聞くといった基本の勉強法を繰り返し,試験に向けて取り組んできました。また,同じ試験を受ける友達と確認しながら、問題の出し合いも行いました。今回学んだことを生かし,今後もさらに多くの資格取得ができるように頑張っていきます。